子どもって、なんであんなにパンが好きなんでしょう?
うちの子に『朝ごはんはパンとご飯どっちが良い?』って聞くと決まっていつもパンと答えるし、食べてる時の顔も、パンの時は口いっぱいに頬張ってニコニコしながら食べてるし。
(その笑顔が可愛くて可愛くて、「あぁ、またパンを作ろう」、「またパンを買ってこよう」と思ってしまう・・・)
今回は、そんなパン好きなうちの子がお気に入りの絵本を紹介します。
紹介する絵本には、どれも美味しそうなパンとお菓子が登場するので、なんとなく眺めてみるだけでも楽しいですよ。
福音館書店「ぱん だいすき」
文:征矢清
絵:ふくしまあきえ
出版社:福音館書店
出版年:2007年
ページ数:20ページ
サイズ:21×20㎝
おすすめ年齢:0歳児から
この本は図書館で借りてきて読んだのだけど、ふんわりやさしい雰囲気で描かれたパンの絵が印象的でした。
どのパンも美味しそうで、本当に美味しそうなパンの匂いがふわふわと漂ってきそうなくらいです。
「たしかに、パン屋さんってこんな感じにパンが並んでるよね」という感じで、
パンがずらりと並んでいる絵は子どもも楽しいのか、少しテンションも上がり気味。
子 :「このパンは何かなー?」
自分:「そうだねー、長いからフランスパンかなー」
子 :「じゃあこれは何かなー?」
自分:「それは・・・、うーん、あんパンかな?」
と、ひとつひとつパンの名前を確認されて大変だったけど、まぁそれもいい想い出です。
書いてある文を読むだけじゃなくて、子どもとの会話も楽しめるところもおすすめポイント。読んでいて親も楽しくなるような絵本でした。
子 :「パパ、このパン食べる?はい、どうぞ」
自分:「ありがと。」
や、パンを選んで買うページでは、
子 :「どれにしようかなー?」
自分:「これおいしそうだよ。これはどう?」
などのやり取りが。
ページ数もそれほど多くなく、話も簡単なので読み聞かせは0歳児からでもOKかなと。
子どもがある程度言葉を覚えて会話が出来る頃になるとさらに楽しいかなと思います。
鈴木出版「このパン なにパン」
文:ふじもとのりこ
絵:ふじもとのりこ
出版社:鈴木出版
出版年:2014年
ページ数:24ページ
サイズ:23×22㎝
おすすめ年齢:0歳児から
こちらも図書館で借りて読んだパンの絵本で、本当に美味しそうなパンの絵が特徴。リズムよく「なんのパン?」「○○パン!」というクイズ形式で、問いとその答えが繰り返されていく形になってます。
「パン パン このパン なんのパン」とリズミカルに問われるとついつい見ちゃうから不思議ですよね。子どももリズムが気に入ったのか、楽しそうにマネして言ってました。
子どもがちょうどアンパンマンを知った頃だったので、あんパンやメロンパン、クリームパン、カレーパン等、知ってる名前がちらほら出てくるのがまた楽しいみたいで。
調べてみると、作家のふじもとのりこさんがこの絵本を動画で読み聞かせしてくれているのを見つけました。絵本の中身が気になってちょっと見てみたいって人は動画をぜひ見てみてください。
偕成社「からすのパンやさん」
文:かこさとし
絵:かこさとし
出版社:偕成社
出版年:1973年
ページ数:32ページ
サイズ:26×24㎝
おすすめ年齢:4歳児から
続いては「からすのパンやさん」。この絵本は寝る前の読み聞かせタイム常連さんです。
我が家では寝る前の読み聞かせ絵本は子どもが選ぶことになっているのですが、気に入った絵本はヘビロテでいつも持ってきます。この絵本もその一冊(笑)
絵本の出版は1973年と、少し古く、中を見てみると確かに現代風ではない感じ?
でも登場するカラスのキャラクターは可愛いし、ユニークなパンは見ていて楽しいし、ちょうど良いボリュームで、おすすめの1冊です。
森の中にある からすのパンやさんに、4羽の子どもが生まれるところから話はスタートして・・・、
ある日、子どもの友達に「もっといろんな種類のパンを焼いて欲しいなー」みたいなことをリクエストされて、からすのパンやさんが一家総出で本当にありとあらゆる形のユニークなパンを焼いちゃいます。
その数、なんと80種類超!
うちの子は、そのいろんなパンが見開きでドーンと書かれているページが大好きで、しばらくそのページから動こうとしません。
ひとつひとつ指差してはパンの名前を唱えたり、「これは何パン?」と聞いてきたりしています。(80種類超のパンのページはAmazonの商品画像で見ることができるので、興味があればぜひ)
いろんなパンを指差しながら名前を言うのを聞いてると、たまに、「あれ?そんな言葉知ってたの?」という名前も出てきたりして、横で一緒に見ていて子どものボキャブラリーが増えたことを実感することも。
福音館書店「きょうのおやつは」
文:わたなべちなつ
絵:わたなべちなつ
出版社:福音館書店
出版年:2014年
ページ数:20ページ
サイズ:19×16㎝
おすすめ年齢:5歳児から
こちらは厳密にはパンではないですが(笑)パンケーキの絵本です。
見開きページの片側が鏡のようになっていて、絵本を直角にするとちょうど向こう側が鏡に写って見えるちょっと面白い作りになっています。「鏡絵本」と言うようです。
どんな感じか、動画があったので貼っておきます。
子どもはこの仕掛けだけでも面白いのではないでしょうか。
パンケーキの材料を混ぜて焼いて、美味しそうなパンケーキを作るお話です。この絵本を読んでから、子どもがホットケーキ作りを手伝いたい!と、とても積極的になりました。(積極的すぎてたまに困るほど)
我が家ではお休みの日の前の晩にこの本を読んで寝ると、翌日の朝はなんとなくパンケーキにしようか♪となることもあります(笑)
まとめ 親子で楽しくパンの絵本を読もう
今回は、パンが登場する絵本を紹介しました。
子どもとパンの本を読んでいると「子どもって本当にパンが好きだぁな」と思うし、「よし、また今度の休みにはパン作ろう」とも。
美味しそうなパンの絵を見ながら親子のコミュニケーションが取れるのも良いですよ。
今回紹介した本はどれもパン好きな子にぜひおすすめ!なので、まだ読んだことがない絵本があったら、ぜひ読んでみてください。